スポーツコラム 【16話.現役続行を決意 横綱若乃花】
引退も覚悟していた横綱若乃花(28=二子山部屋)が現役を続けることになりました。1場所15日制で皆勤した横綱が負け越したのは、1989年秋場所の大乃国以来、史上2人目。不名誉な記録となったが二子山親方とともに時津風理事長に会い進退伺い、現役を続けたい意志を訴え、受け入れられました。
9月27日の横綱審議委員会での休場勧告を受け入れ謝罪、「ご迷惑を掛けて申し訳ありません。また頑張ります」と頭を下げた。休場の猶予期間は来年の春場所まで。進退のノルマは11勝に設定されたとか。
まずは、体を万全に治して復活を目指すことになるでしょう。どの世界にもルールはあるし従うのは当然。でも本人の意思を尊重することも大切。結局、もう一度「強い横綱若乃花」になることが迷惑を掛けた方への恩返しとなるでしょう。ファンとしては、また若乃花の相撲をみられることになりました。
自らの人生哲学を貫いた横綱が、次の土俵で本当の進退をかけることになった。
28歳はまだ若い、横綱の意地で完全復活を期待したいですね! 1999/10/01
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