スポーツコラム 【20話.大リーグ方式で新たな船出 湘南シーレックス】
プロ野球の横浜ベイスターズ球団のファーム(二軍)が独立することが明らかになりました。新チーム名も「湘南シーレックス」とし、大リーグ方式を日本球界で初めて導入、地域チームを色濃く打ち出すものです。名称変更の理由を「ファームをフランチャイズのある独立したプロ野球チームとして考え、今まで以上に地域密着したチーム作りを図るため」とし、同時にファームの若手選手がプロとしての意識を高め、技術、精神ともに向上することを目的としている。
新チーム名は「湘南シーレックス」。湘南は全国的にも知名度、好感度も高いことから決まったそうです。大堀球団社長は以前から「湘南」という広範囲なエリアをチーム名とすることで自分達の街のチームという意識を県内の野球ファンにも浸透させたいと話しているそうです。横浜ベイスターズは1992年に他球団に先駆け、前身の「横浜大洋ホエールズ」から企業名を外すなど地域に根差したチームを目指してきました。97年には二軍にフランチャイズ制を導入し横須賀スタジアムを本拠地としていた。そして今回の独立。
ご当地意識(おらが街のチームだ)が今後どれだけ広がりを見せるかが成功のカギとなりそうです。プロ野球は企業名が先行するのが常識ですが、個人的には今回の試みは応援したいですね。
地域の活性化につながるような、地元に根差したチーム作りを期待したいですね。1999/10/27
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