スポーツコラム 【70話.「夢という言葉は好きじゃない」 レッドソックス松坂誕生!】
レッドソックス松坂誕生!6年契約、背番号は「18」
レッドソックスは、ポスティングシステムで独占交渉権を獲得した
松坂大輔投手との入団交渉がまとまり、6年契約を結んだと発表しました。
背番号は西武時代と同じ「18」。
ついに、決まりましたね。
レッドソックスの本拠地球場フェンウェイ・パーク。
笑顔を浮かべるたびに無数のフラッシュがたかれる。
テレビカメラが松坂大輔投手の動きに合わせて動く。
長く見続けてきた夢がかなった瞬間−。
誰もがそう思う情景ですが、松坂投手は、はっきりとした口調で言い切った。
「夢という言葉は好きじゃない」
夢は見ることができても、かなわないものが夢−。
メジャーで投げることは「夢」ではなく「目標」だった。
その強い思いが背番号「18」の背中を押し続けてきた。
「だからここに来られたのだと思う」とうなずきながら話す姿は
既にメジャーリーガーでした。
推定年俸は、西武では今季3億3000万円。
レッドソックスでは、その2倍を軽く超える。
「ずっとライオンズにいればなかなか届かない数字だと思う。
多少の責任というかプレッシャーはありますね。少しですけど・・・」
レッドソックスは今季4年ぶりにプレーオフ出場を逃した。
チームもエース級の戦力と判断したからこそ、高額での応札、
そして契約となった。
ワールドシリーズ制覇の力になれるようになりたい。
夢ではなく、現実の目標として実現させるつもりだ。
「夢という言葉は好きじゃない」
松坂投手の真価が問われる、そんな大舞台が来期は観れそうですね。
2006/12/20
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