DO IT!「信じた道をゆけよ自分なりのやり方で」


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ハードに、そして熱く走り続けるハウンドドッグ
大友康平の熱き魂はさめることがない

全てのスポーツ選手に贈る「スポーツ賛歌」

プロ野球、プロサッカー選手ら各スポーツ界の選手が参加したチャリティーCDが9月1日発売されます。大友康平氏(43)の呼びかけに、前代未聞のスパースターの共演が実現した。「DO IT」は「信じた道をゆけよ自分なりのやり方で」と熱くといかけるハウンドドッグらしいストレートなロックだ。
「スポーツ賛歌、スポーツへの応援歌です。自分自身スポーツ好き人間ですから今もっとも光っている方に参加を呼びかけました」。


顔触れだけを見てもすごい。参加者は、巨人松井秀樹ほか西部のスパールーキー松坂大輔投手(18)横浜の佐々木主浩投手(31)Jリーグジュビロ磐田の中山雅史(31)プロゴルファー福島晃子(26)新日本プロレスの蝶野蝶野正洋(35)K−1のマイク・ベルナルド(30)フォーミュラー・ニッポンの山本哲(28)女子レスリングの山本美優(25)の計9人。 それぞれのスポーツを代表する選手達の歌声が1枚のCDに収まった。
このシングル制作のきっかけについて大友康平氏はこう語った。

「ここ数年、日本の状況は元気がなくて、何か暗い話題が多かった。昨年1年を振り返ってみると、長野五輪があったりサッカーW杯があったりとスポーツに助けられた1年だった。何かそういったスポーツに恩返しすることはできないか、と考えていた時にフジテレビ『プロ野球ニュース』のテーマソングの依頼を受けた。そこで、せっかくスポーツニュースのテーマになるのなら、本当のスペシャリストに歌ってもらえないか」と企画。


「歌の得意な人は歌ってほしいし、苦手な人はかけ声でいいので参加してほしい」
という旨の直筆の手紙を各選手に送り、参加を募った。巨人の宮崎キャンプ、磐田の合宿所まで行った。
アマチュア規定もあり、またシーズン中で各選手のスケジュールが多忙なことから、レコーディングにこぎつけるまで作業が難航した。
「もうダメかなと思ったこともある」と振り返るが、大友氏の熱意に選手も賛同、合間を縫ってレコーディングにかけつけた。レコーディングはスタジオなどで1人約1時間。計20日間に及び、曲のコーラス部分に9選手の歌声が収録された。


「松井さんは集合時間に30分遅れてきて、その後「すいませ〜ん」とシャワーを浴びに行ってしまい、結局1時間ほど待ちました。自分のペースを守る人でしたね(笑い)。
佐々木さんはその日の試合が雨で流れて、酔ってすっかりカラオケ気分で歌ってもらいました」レコーディング風景もそれぞれ個性的だったようです。


「事前に曲のテープを渡していたけど、みなさんほとんど聴いていなかった」と言う。それでも選手の横に立っただけで歌い方をほとんど指導しなかった。

「僕らがフォークボールをの握り方を教わっても投げられないのと同じですから」。 だが、選手達が慣れない空間で堂々と歌い上げる姿に驚いた。
「選手たちは専門紙の記者達にたくさん囲まれて、不得意な分野でよく歌えるなと思いましたね。普通、歌えないですよね。やはり腰が据わっているんでしょうね」。

中山選手の歌声には特に驚き「僕は男子ではキーが高い方なんですが中山選手は僕らが歌う高い音でもスコンスコン出てました」と絶賛した。
事前準備なしに無事レコーディングは終了し、「スポーツ選手はその道のスペシャリストですから、歌に関しては音感が良かったり、度胸も良かったり、のみこみが早い。みんな一芸に秀でた人なのでやりやすかった」と振り返った。


今回のCDはチャリティーCDとして発売される。発売後、全参加選手による協議の上、売り上げから発生する全ての利益をチャリティーにあて、21世紀を担う子供たちのスポーツ振興に使われる。ちなみにチャリティーCD第2弾について大友は「これだけの選手が集まったのは奇跡に近い。
スポーツへの感謝で始まった企画なので、今回だけです」と言いきった。
まさに最初で最後の豪華ソングになる。

◆「DO ITT」、hound dog//DPS・0(ハウンドドッグ・スラッシュ・スラッシュ・ディーピーエス)
  9月1日発売(税込み)

日刊スポーツ(平成11年)8月31日(火)版からの抜粋。  


松坂大輔
1980年9月13日生れ、東京都出身。
西部ライオンズ投手、右投げ右打ち。
1998年横浜高校3年時には、春のセンバツ、夏の全国選手権、秋の国体と史上初の全国大会3冠を獲得。「怪物」の名をほしいままにした。1998年ドラフトで西部に入団。
12勝5敗、防御率2.75(7月30日現在)
179センチ、75キロ。
佐々木主浩
1968年2月22日生れ、宮城県出身。
横浜ベイスターズ投手、右投げ右打ち。
「ハマの大魔人」の愛称で親しまれ、通算セーブ記録、連続セーブ記録、年間セーブ記録を持つ日本球界屈指のストッパー。
1998年横浜日本一の立役者。
189センチ、95キロ
松井秀樹
1974年6月12日生れ、石川県出身。
読売ジャイアンツ外野手、右投げ左打ち。
「ゴジラ」の愛称で親しまれる。1992年夏の甲子園での連続敬遠は、あまりにも有名な事件。同年ドラフト1位で巨人に入団。以降主軸として活躍中。
185センチ、90キロ
中山雅史
1967年9月23日生れ、静岡県出身。
ジュビロ磐田FW。
「ゴン中山」の愛称で親しまれる。1998年36得点を挙げ、Jリーグ得点王を獲得。昨年のフランスW杯ジャマイカ戦で日本唯一の得点を決める。CMなどでも活躍。
178センチ、74キロ
本山哲
1971年3月4日生れ、東京都出身。
カーレーサー。
1986年から全日本カート選手権に出場し、非凡な才能を見せる。1990年から全日本F3に参戦、95年にはシリーズ2位を獲得。96年よりフォーミュラー・ニッポンに参戦。98年シリーズチャンピョンを獲得。
171センチ、62キロ
マイク・ベルナルド
1969年7月28日生れ、南アフリカ出身。
キックポクサー。
1995年3月K−1グランプリで初来日。全くの無名選手だったが、アンディ・フグをKOし、一気にプラーク。翌年にはピーター・アーツもKO。左右の豪快なパンチの破壊力は、すさまじいものがある。
まさに「豪腕」だ。
193センチ、109キロ
山本美優
1974年8月4日生れ、神奈川県出身。
レスリング選手。
1987年国内初の女子全日本選手権の覇者(44キロ級)。89年から全日本3連覇(47キロ級)。同年全米選手権でも優勝を飾り、強さと美少女ぶりが話題となる。以降活躍を続けるが95年世界女子選手権47キロ級優勝で引退表明。98年現役復帰。
156センチ、47キロ
福島晃子
1973年6月23日生れ、神奈川県出身。
女子プロゴルファー 

1996、97年賞金女王獲得。98年米ツアーテストに合格し、今シーズンは米ツアー進出。第12戦ザ・フィリップス招待で初優勝。ドライバーの平均飛距離が260ヤードというパワーヒッター。
163センチ、70キロ

蝶野正洋
1963年9月17日生れ、東京都出身。
新日本プロレスラー。
ケンカファイトの過激さが人気を呼ぶ。1997年nWo軍日本史部を設立し、プロレス界にとどまらぬ一大nWoブームの立役者となる。
得意技は、STF、ケンカキック。
188センチ、112キロ
 

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