ホットなメンタルトレーニング情報
「スポーツだヨ!全員集合」のカズ茶さんより
http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~8jgp6219/

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日頃お世話になっています「スポーツだヨ!全員集合」の
「カズ茶」さんからメンタルトレーニング実習の講習の内容を頂きました。
第1〜3回までの実習内容を要約した情報です。
カズ茶さんありがとうございます。 2000/6/16



こんにちは。カズ茶です。
メンタルトレーニングの第1〜3回までを、それぞれ要約しました。まだ私のHPにはまとめていません。もう少し時間が必要です。ちなみに今回のメンタルトレーニング実習の講習を担当されたのは、今年度から東海大学の助教授となった高妻容一先生です。高妻先生は、日本ではメンタルコーチのトップで、先生の教え子がぞくぞくと今年のシドニーオリンピックの代表に選ばれています。また、我が東海大学のサッカー部も先生のおかげで急激に力をつけ、この前は、プロ集団の国士館大学を破りました。
そして毎週金曜日(?)にメンタルトレーニングの勉強会が開かれることになり、私もちょくちょく参加することにしています。それでは、第1〜3回の要約です。  


★第1回

今回の講習でやったことは、大まかに次の3つです。

 @心理的競技能力を診断
 Aメンタルトレーニングの位置付け、重要性など
 Bリラックス能力を高める基本的実技

@は、200円で買った「心理的競技能力診断検査」というやつで、自分の心の強さを、数値で客観的に評価しました。そしてさらに、心の中でもどの部分が強いのか、弱いのか、ということもこの診断検査でわかります。たとえば忍耐力、協調性、リラックス能力、決断力、予測力などです。

Aでは、メンタルトレーニングの正式名称が「心理的スキルトレーニング(psychological skill training)」であることや、これの重要性、さらに日本がメンタルトレーニングにおいて、世界から遅れをとっていることなどをビデオで解説してくれました。

Bでは、メンタルトレーニングの最も基本とされているリラックス能力を高める方法を、実技をまじえて行いました。具体的には、呼吸法、筋弛緩法や自律訓練法などです。


★第2回

今回はまず最初に、先週やったリラクセーション法の復習からはいりました。呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法などです。これらは毎日やらないといけないようです。そして、今回のメイン。音楽療法です。
最近のミュージックにもいろいろなジャンルの曲が有りますね。じつはトレーニングをしているときに、そのトレーニングの種類に合った曲を流す事によって、よりトレーニング効果を高めることができるのです。これを「バック・グラウンド・ミュージック効果」といいます。
たとえば静的ストレッチングや、リラクセーションとしての呼吸法などを実施しているときには、テンポの遅い静かな曲が適しているわけです。
それに対して、スピードやパワートレーニングなどを実施しているときには、多少テンポのはやい、できればノリノリの曲がいいわけです。
また、洋弓やゴルフなどのように集中力を必要とする練習でも、それに適した曲を流す事によって効果をあげることができます。

その他、スポーツ心理学の知識や考え方、雑談などもかなり勉強になりましたね。一昨年のワールドカップで、城選手が試合中に笑ったり、ガムを噛んでたりして多くの専門家から非難されてましたよね。しかし、これらもメンタル面を充実させる方法なのです。笑う(スマイル)によって、全身の余計な力を抜くことができるのです。ガムを噛めばアゴの筋肉を使いますので、それが脳にいい刺激となって届くわけです。これはスポーツ心理学における実験から明らかになっています。
欧米諸国ではこのようなことを20〜30年前から実施していたのです。日本でこれらが取り入れられたのはごく最近になってからです。日本がメンタルトレーニングにおいていかに遅れていたかという表われですね。
日本人は、オリンピックのような大舞台で実力を発揮するのが下手ですが、原因としてはやはりメンタル面の強化がなされていないからでしょう。
競技力の3本柱は、心・技・体ですが、世界のトップアスリートほど心の側面を重視して、徹底的にメンタルトレーニングを実施しています。


★第3回

主題は「イメージトレーニング」です。ただし、「イメージトレーニング」という言葉は和製英語だそうで、専門家は「ビジュアライゼーション」と言っています。重要なことは「失敗」プレーではなく、「成功」プレーをイメージするということです。
できれば、自分が過去に体験したことのあるプレーのなかで、最良のものがいいでしょう。もしそのようなプレーをしたことがない人は、あらかじめ一流選手のプレーを映像で確認し、現場でそれをイメージします。こうすることで、その場だけでなく、今後の試合にもつながります。
またコーチは、できるだけ選手をほめることが重要です。ほめられることによって選手の頭の中が「プラス思考」になり、どんなときでも良いプレーをイメージできるようになります。
その他メンタルトレーニングの詳しいことは、下記のアドレスに行って見てください。
 http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~8jgp6219/training5.index.html

メンタルトレーニングは、24時間いつでも実施できるという利点があり、個々の性格にかかわらず、どんな人でもその効果を発揮します。もちろん、効果を十分に引き出すには、科学的・合理的な方法でなければなりません。
また、本当に競技に最適な心理面を充実させるには、メンタルトレーニングを最低3年は続ける必要があると言われています。
そのためにも、自分のスポーツ種目における目標設定はとても重要なものとなります。
それではまた。


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