スポーツ語録＆名言集2005～Wata倶楽部ネット～

『きっと、練習してます。』
浅田真央（女子フィギュアスケート）
フィギュアスケートＧＰファイナル最終日（２００５年１２月１７日、国立代々木競技場）
女子フリーで、浅田真央さん（グランプリ東海ク）が合計１８９．６２点の自己ベストを
叩き出し初出場優勝を飾りました。７種類のジャンプを完ぺきにこなすなど、
珍しく演技途中にガッツポーズも。

ノーミスの演技を終えると、感極まって涙もキラリ。多感な表情が初々しかったですね。
でも、そこには「天才」にしかわからない“第六感”が働いていたそうだ。演技直前、不安に
かられて女子では世界初となる２度のトリプルアクセル挑戦を取りやめることを自ら
山田満知子コーチに伝えた。「不安になったのでトリプルアクセルを１回にしました」。

撤退する勇気、そして冷静さも持ち合わせた１５歳の少女。
世界女王をも圧倒した実力者が五輪の舞台に立てないのは・・・。
来年２月のトリノ五輪のとき、なにをしているの？との問いかけに「きっと、練習してます」
そう答える彼女には今後も伸びていくだろうな。という期待がもてます。

国際スケート連盟（ＩＳＵ）のオッタビオ・チンクアンタ会長は年齢規則の特例措置を適用し
ないことを明言しています。五輪には出られなくても“世界一”の勲章がキラキラ輝きを
増すばかり。「バンクーバー五輪があるので、それに出られたらいいと思います」

晴れ姿を４年後まで待つにはあまりに惜しいですが、
決っしてめげずに成長していってほしいと思います。　2005/12/19

『グラウンドで死ねたら本望や』
仰木彬（オリックス前監督）
酒を愛し、野球を愛した・・・。
現役時代は二塁手としてプロ野球西鉄の黄金期を築き、近鉄、オリックスでは
監督としてチームを優勝に導いた仰木彬さんが２００５年１２月１５日午後４時１０分、
呼吸不全のため福岡市内の病院で、息を引きとりました。
昨オフ、近鉄、オリックスの合併により誕生した新球団の監督を引き受けました。
すでに体調を崩していたが、古巣の窮地を見過ごすわけにはいかなかったそうだ。

「グラウンドで死ねたら本望や」が口癖だったとか。
今年は「野球界への最後のご奉公や」と冗談めかしながら、
気力を振り絞ってきたが、ついに力尽きました。残念でなりません。

パ・リーグ一筋の野球人生でした。コーチ業を経て就任した近鉄監督時代、
その大胆な戦術は“仰木マジック”と称されたのは記憶に新ですね。

近鉄、オリックスの監督として３度のリーグ優勝、オリックス時代の平成８年には
イチロー（現マリナーズ）を擁して日本一になるなど、幾多の栄光を築き上げました。
指導者としても野茂英雄、イチロー、長谷川滋利、田口壮、らメジャーリーガーを育て上げ、
その功績が認められ、昨年野球殿堂入りしました。プロ野球の発展に尽くし
野球一筋の７０年を最後まで貫いたその生涯が、静かに幕を閉じました。

個人的に大好きな監督さんでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。　2005/12/16

『止まっていた時間が動き出しました。
　ここに帰ってきて良かったです。』
高橋尚子（女子マラソン）
やっぱりＱちゃんは強かった！
２００５年１１月２０日東京国際女子マラソンで高橋尚子（ファイテン）さん
が２年ぶりのマラソンで復活優勝しました。米国合宿から帰国したときの感じは
さすがにキッチリ絞り込んでマラソン選手だなー。なんてＴＶを見ていましたが、
まさか右脚３カ所の筋膜炎とは驚き。しかし、軽快な走りはおみごとでした。
予想外の筋膜炎以外は調整がうまくいったのでしょう。
かなり引き締まった身体は体調の良さを感じました。

「今悩んでいる人も、小学校、中学校の子も、３０代、そして中高年の皆さん方も、
　もう二度と来ない時間を充実した一日にしてください。」

ゴール直後のインタビューでは、苦闘の２年間を乗り越えた
高橋さんだからこそ伝えられるメッセージを、全国へ発信してくれました。
「二度と来ない時間を充実した一日に」ほんとそう思います。
「４年契約という形で力をもらっているので、
プロとして３年後の大きな試合も頭に入れていきたいです」
悪夢の２年前から、希望の４年後へ。自らの力できりひらきましたね。2005/11/22

『自分にとってプロとして必要とされるということが一番大事。
自分を本気で必要としてくれて、
プロとして条件を満たすのなら考える。』
三浦知良、カズ　（サッカーＪ２　横浜Ｃ）
新たな出発と挑戦。
Ｊ１神戸を事実上戦力外とされ、Ｊ２横浜ＦＣ移籍を決断したのは約１カ月前。
数々の栄光をつかみ「キング」と呼ばれた男にとって屈辱の舞台のはずだが、
「サッカーはボールとグラウンドがあればできるからね」と、
クラブハウスも専用練習場もない環境でも、取り組む姿勢は変わらない。
「一番大事なのはチームが勝つこと」Ｊ２の舞台で初心に返ったキングカズは、
勝利のゴールを数多くめ“カズダンス”を披露してくれるだろう。
先日の湘南戦は今季最多の１万４２０３人を平塚スタジアムに集め、
歴代２位の観客動員記録の立役者に。敵地にも観客を動員するカズ効果をもたらした。
新たな“カズ伝説”の始まりを予感します。 2005/9/11

『負けることがいけないのではない
　負けて、人間までダメになることがいけないのだ。』
中谷彰宏　（作家）
負けた後人間は二通りに分かます。負けてダメになるタイプと負けて強くなるタイプ。
負けることがいけないことではありません。
負けて、人間までダメになることがいけないのです。
どんなに負けてばかりでも、負けるたびに強くなることができれば、
人生の勝負においては勝者になることができるのです。
著書「昨日までの自分に別れを告げる」　より
まさにその通りですね。成功者とは、より多くの失敗を経験しているといいます。
負けても、失敗しても、いつか勝利することを見据え。成功することを夢見。
負けても（失敗しても）また立ち上がる。
負けるたびに、強くなることができるのなら、人生においては勝者になれるはずです。
最後は、Wataもそうなりたい・・・。2005/8/11

『Ｇｏ　Ａｎｎｉｋａ（がんばれ、アニカ）』
アニカ・ソレンスタム　（女子プロゴルフ）
ご本人の言葉ではないのですが、２００３年の５月、女子選手として５８年ぶりに
米男子ツアー「バンク・オブ・アメリカ・コロニアル」に出場したときのお話。
米女子ツアーで通算５６勝（歴代５位）、今季４年連続７度目の賞金女王のアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）。開幕前夜、興奮して眠れないソレンスタムは気分をまぎらわそうと「ちょっとコーヒーを買ってくるわ」。
周囲は歴史的挑戦に大騒ぎしていただけに、夫のデービッドさんは「（ホテルで）じっとしていたほうがいい」と説得したが、夜の街へ出かけたそうです。無事にホテルに戻ったソレンスタムは「誰も私だって気づかなかったの」と、うれしそうにコーヒーを口に。
その時、テークアウト用のカップの底に何か文字が書いてあるではありませんか・・・。
『Ｇｏ　Ａｎｎｉｋａ』（がんばれ、アニカ）。
コーヒーショップの店員さんはソレンスタムだと分かっていながら声をかけず、
思いをそっとカップの底にしたためたのでした。そんな温かい心遣いに、
女王もジーンと涙が込み上げたそうです。プロ選手はファンあってですからね。
ちょっとした心遣いが心にしみる裏話でした。2005/2/20

『ひとつの夢をあきらめたら、
新しい夢を描ける人間になってほしい。』
小島克典　（仙台ライブドアフェニックス暫定ＧＭ）
昨年の11月13日付の仙台ライブドアフェニックスGM日記から。メジャーリーガーでもある大家友和選手がＧＭを務める中学生の硬式野球チーム「草津パンサーズ」３年生５名の卒団式に参加した時のこと。
昨年２月のセレクションには、１００名近くの志願者が応募してくれたチーム。試合ではなかなか勝てずに卒団する３年生は辛く苦しい思い出が多かったと思う。嬉しいことに、卒団する５名はいずれも高校進学後も野球を続けるという。野球で甲子園を目指すのも、勉強で東大を目指すのも、同じくらい尊いことだけど、君たち５人には、出来ればいつまでも、ずーっと野球を続けて欲しい。おおかも僕も他のスタッフも、みんなそう思ってます。でも君たちの目標は、甲子園や東大だけではないからね。

　人生のいいところは、やり直しがきくことだ。
　途中でケガをしたら、野球を辞めるのもありだと思う。
　夢はあきらめても、いいと思う。
　大切なのは、その次。
　ひとつの夢をあきらめたら、新しい夢を描ける人間になってください。
　君たちはＯＢＣ（おおかベースボールクラブ）の一期生。
　誇りを持ってこれからの人生を謳歌してください。
途中で辞めずに、最後までチームを引っ張ってきてくれた５名には、半年間ありがとう！卒団おめでとう！と言いたい。

このような内容のものでしたが「新しい夢を描ける人間」、いい言葉ですね。
あけましておめでとうございます。昨年はどんな年でした。
そして今年はどんな年にしたいですか？
今までの夢を追いかけるもよし。新しい夢を描くもよし。
Wataは自分らしさを見失わずに今年一年頑張ろうと思います。 2005/1/05


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