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今まで掲載した健康コラム集
50話.夏本番前のスタミナ食
49話.ママチャリ、安全運転を
48話.口ゲンカに勝てない
47話.こころのゆとり
46話.続栄養ギッシリのだいこん
45話.栄養ギッシリのだいこん
44話.2001年は巳(み)年です

コラム健康 50話.夏本番前のスタミナ食】
うっとうしい季節ですね。今回は夏本番前のスタミナ食のご紹介です。

ドジョウ+ごぼう
夏のスタミナ食として有名な柳川鍋。最近は牛肉やウナギを使うことも多いそうですが、やっぱりドジョウで作るのベスト。脂が乗る夏場が旬のドジョウは、タンパク質、ビタミンA、鉄分などが豊富で、小骨ごと食ぺるので貴重なカルシウム源でもある。そして注目したいのは、100g中にO.8r含まれているビタミンB2。B2は脂肪の代謝を促進し、動脈硬化などにつながる過酸化脂質を分解してくれる。合わせるゴボウは、現代人に不足しがちな食物繊維が100g中8.5gも含まれる。食物繊維はいわば掃除屋で、余計な脂肪やコレステロールをキレイさっぱり除去してくれる。コレステロールが気になる人は柳川鍋でカラダから危険な脂を追い出してしまいましょう。

麦ごはん+山芋
夏パテでノックアウト状態でも、麦こはんに山芋のトロロかけた麦トロなら美味しく食ぺられるとか。そして麦ごはんと山芋の組み合わせにも、和食の知恵が生きているそうです。麦ごはんに混ぜる五穀の中のひとつの大麦。タンパク質、食物繊維、ビタミンB群を豊富に含んでいる。かつて脚気の予防に麦飯がいいとされたのば白米ではあまり摂れないピタミンB1がきちんと摂れるから。でも麦ごはんをそのまま食ぺても、せっかくの栄養素が体内まで届かないことがあるそうだ。たっぷりの食物繊姓がアダとなり、栄養素の吸収を妨げるから。そこで山芋の出番。山芋は消化酵素のアミラーゼを大費に含み、麦の消化を助けてくれる。また独特のぬめり成分には滋養強牡作用があるそうです。

どうぞ、みなさん。これから夏本番、夏ばてには十分お気お付けください。 2001/07/08


コラム健康 49話.ママチャリ、安全運転を】
荷物を載せ子どもを乗せ、大活躍する母さんの自転車「通称ママチャリ」。でも、子どもを乗せたときの事故が増えているそうです。坂道で停車中にバランスを崩し転倒したり、自動車や人に衝突しけがをするケースも多く、子どもを自転車に乗せていたときの事故で、昨年負傷した子どもの数は2207人。五年前の1.8倍に増加(消費生活アドバイザーのグループ「子育てグッズ研究会」の調べ)。「子どもを乗せたママチャリは不安定。マナーの悪さも批判されており、歩行者に衝突し加害者になることも。。。「子どもを自転車に乗せることの危険性について認識すべき」と話ています。
同研究会は昨年、ママチャリの事故例などについて全国の母親にアンケートし、257人から回答では、61%が事故を経験したり危ない思いをしたという。自転車の前に子どもを乗せた揚合は、停車時の転倒が多く、後ろの荷台側に乗せた場合は走行中の転倒や、子どもの足の車輸への巻き込み事故が多かった。けがの場所は「頭・顔」が最多。頭を守る子どむ用のヘルメツトは自転車販売店などで購入でき、千円以下のものもあるという。だが、ヘルメツトを着用させていたのはわずか2%だったそうです。
道路交通法では、自転車には6歳未満の子どもを1人に限り乗せることができる。もう1人をひもなどで背負うことを認めている自治体もあるが、荷台や補助いすに2人以上乗せるのは違反。「子どもを家に置いて外出することもできず、違反と知りながら仕方なく乗っている人も多いのでは」と同研究会では指摘しています。
いくつかの自転車メーカーは、ハンドルの中央部に補助いすを設置、前輸を小さくしてふらつきを減らした「子ども乗せ専用」の自転車を販売している。だが、前に乗せられるのは三歳ぐらいまで。自動車のチャイルドシートのように背もたれが高い安全な補助いすもあるそうですよ。
また、片足スタンドは人の重さを支えられないので危険。東京都内の自転車販売店によると、幅が広い両立スタンドは二干円程度で取り付けが可能。ただマウンテンバイクなどには付かないそうです。行政は、親に対する安全教育の徹底やヘルメツトの着用義務化などを実施してほしい。親も、子どもを乗せたらハンドルから手を離さないといった自主的な安全対策を。と訴えています。

<こんな点に気を付けて>
 子どもを自転車に乗せる場合の主な安全対策を、子育てグッズ研究会の報告からの抜粋。
 ・守どもにはヘルメットを着用させ靴を履かせる。靴ひもはしっかり結ぷ。
 ・雨の日や強風の日は乗車を避ける。やむを得ない場合は傘を使わない。
 ・補助いすの自転車への留め具は正しく取り付け、毎回、ゆるんだりしていないか確認する。
 ・子どもは最後に乗せ、最初に降ろす。子どもが乗ったらハンドルから手を離さない。
  子どもが寝たら自転車を降りて押す。
 ・着き込み防止のため、子どもの足は必ず補助いすの足のせに。
 ・自転車購入の際はハンドルを固定する機能と幅広の安定したスタンドが付いたものを選ぶ。
 ・渉行者の多い歩道では降りて押す。

新緑の爽やかな季節になりました。お子さんを乗せてちょっと遠くへお買い物など、十分気をつけて下さい。 2001/05/13


コラム健康 48話.口ゲンカに勝てない】
喧嘩するほど仲がいい。夫婦喧嘩は犬も食わない。今回は口ゲンカの話題です。
彼女とロゲンカをしてもなかなか勝てない。これでは男としてのメンツがた立たない、などと卑下するには及びません。男女の脳には違いがあり、それがロゲンカの強さを決定している、というある医学的な研究結果もあるそうです。
脳は右脳と左脳に分かれていて、右脳は情緒的な思考を、左脳は論理的思考を司り、男女ともそれぞれ右脳も左脳も存在しています。しかし、医学的に注目されたのは右脳と左脳を結んでいる「脳梁」の存在でした。
脳梁は神経繊維の束のようなもので、2億本以上の繊維が束ねられ、右脳と左脳から発せられる情報を仲介する役割を担っていて、この脳梁の束が、男性よりも女性のほうが太いと報告されているのです。アメリカでMRIを使って男女246人の脳梁を調べたところ、女性の脳梁がふくらんで球形化しているのに対し、男性はふくらみの少ない管状の脳梁が多い傾向があったといいます。
右脳と左脳の情報交換が活発ならば、言語を操る際も幅が広くなる。したがって、女性のほうが口が達者の傾向がある。実際、失語症にかかったときも、男性のほうが女性より治る確率が低いのは、男性の言語機能が脳の左半球に集中しているせいと考えられる。
また、脳梁の後ろ側にある脳梁膨大部という部位が、男性のほうが小さいことも関係しているそうで、ここは、後頭葉の視覚神経中枢や感覚言語の神経中枢、側頭葉の記憶や聴覚神経申枢と連係しているそうです。
したがって、太いほうが見たもの、聞いたものを理解したうえで、言語にする能力が勝ることになる。さらに女性の脳梁が40歳まで成長するのに対し、男性は20歳代でピークに達してしまう。いつまでたっても、男性がロゲンカで勝てないのは、この脳梁の成長速度も一役買っているのでしょうか?
そういえば、Wataも勝てませんね・・・笑。 2001/04/22


コラム健康 47話.こころのゆとり】
3月は期末で何かと忙しい時期ですね。40代は社会生活の中で最も生産的で創造的に活動する時期ですが、業種に関係なく心理的な負担が強まってくる。そんなサラリーマンAさんのお話。

20年間仕事をバリバリこなし、同期のなかでいち早く管理職になりました。しかし、最近「このまま仕事を追われて年を取ってしまうのか」と、むなしさを感じ始め、明け方に早く目が覚めてしまううつ病の症状が出てきたそうです。
そんな折、Aさんの義理の父親が脳血管障害で入院。奥さんは実家へ見舞いに行きましたが、お母さんも高齢なため、奥さんが父親に付き添うことになりました。独身時代に自炊経験があり、二人の子供もある程度自立していたため、Aさんは「1ケ月ぐらい家のことは何とかやっておくから、ゆっくり世話をしてあげるように」と、奥さんを送り出しました。
でも、初めの1週間こそ順調に過ぎたものの、次々出る洗濯物やら、未払いの通知などがAさんを悩ませます。それまで夫婦げんかではいつも「誰のおかげでご飯をだべていられるんだ」と怒鳴っていたAさん。家の仕事は片手間だけではとてもこなせず、結局会社を休んでしまいました。
奥さんが帰ってきた時、これまでどおりの仕事中心の生活に戻れると少しほっとするとともに、奥さんが家庭を守る意味を身に染みて感じたといいます。
Aさんが久しぶりに仕事に戻ると、自分の机の横のごみ箱が毎朝きれいになっていることや、コーヒーがいつも飲めるように用意されていることに感激しました。それまでは、分刻みで動き回り、自分の仕事を進めることだけに関心を注ぎ、部下にも早く仕事を仕上げるようにせかしていたのが一変、部下の体調の良しあしにも気がつくようになりました。
自分が管理職として存在している意味を、仕事ができるというだけでではなく、SOSを出している部下を早く見つけて対処することや、職場を円滑に運営していく工夫をするためだと、Aさんは考えるようになったのです。
思いがけないアクシデントで、やむを得ず家事を代行した経験がAさんの心にゆとりを与えたようです。自分なりに管理職としてのあり方を見直したAさんからは、その後、うつ病の症状は全く見られなくなったとか。40代は心理的な負担が多い年代ですが、こころに少しゆとりを持つことって大切ですね。  2001/03/20


コラム健康 46話.続栄養ギッシリのだいこん】
前回からの続き。民間療法のいろいろということで何種類かご紹介します。
こうやってみてもかなりの方法がありますね。

風邪・のどの痛みに−はちみつ入りおろし汁
グラス一杯の大根のおろし汁に、はちみつ大さじ1つを加え、混ぜ合わせて飲みます。おろし汁には、大根のビタミンCが溶けだしていますから、粘膜が強くなり、のどの炎症などに効果があります。

風邪・熱冷ましに−大根おろし
うつぷせに寝た状態で、大根おろしを土踏まずにのせ、ラップで汁がたれないように覆いをして、一晩そのままに。こうすると、おろし汁に含まれるビタミンCなどの成分が解熱効果を発揮して熱が下がるそうです。

鼻詰まりに−おろし汁
大根のおろし汁に脱脂綿を浸して、これを鼻に詰めます。ちょっと異様ですが、おろし汁に含まれる成分が鼻の粘膜の炎症を和らげ、鼻詰まりを解消します。鼻の上にもおろし汁を塗ると、さらに効果が上がるとか。

食欲不振・消化不良に−おろし汁
大根のおろし汁20〜40t程度を朝晩2回、食欲不振の方は食前に、消化不良の方は食後に飲むようにします。大根に含まれるジアスターゼ、グリコシターゼなどのさまざまな消化酵素が胃に作用して、症状の改善に役立ちます。

便秘に−大根おろし
大根おろしを汁ごと食べます。大根に含まれる食物繊維には、腸の働きを活発にし、内容物をすみやかに移動させる効果があります。この食物繊維は水溶性のものなので、汁ごと食べるようにしましょう。

急性の肩こりに−おろし湿布
大根おろしに小麦粉を加えて、耳たぷほどの硬さに練り、これをガーゼに伸ばして肩に貼ります。急性の肩こりは、肩の部分に炎症を起こしていることが多いので、まずそれを鎮めてやることが大事です。大根おろしには解熱作用がありますから、筋肉の炎症を緩和し、肩のこりをほぐします。ただし、慢性的な肩こりの場合には、血行をよくするために温めなくてはなりませんから、この方法は応用できないそうです。

口内炎に−おろし汁
大根のおろし汁を口に含み、うがいを繰り返します。大根の辛味成分に含まれるイオウ化合物には、抗菌作用がありますから、これで徐々に炎症が鎮まります。

我が家では、ハチミツにスライスした大根を一緒に入れたものを飲んでます。
ハチミツの浸透圧で大根の水分が出てきたら飲めますので、お猪口一杯ぐらいを一日数回飲みます。のどの痛みやかぜの初期にはGood!ですよ。  2001/02/17


コラム健康 45話.栄養ギッシリのだいこん】
だいこんは家庭の常備薬、葉っぱから根もとまで栄養がギッシリという話題です。
「大根好きの医者いらず」という諺もあるように、昔から大根は日常生活の中で薬としてもさまざまに用いられてきました。
大根には、ジアスターゼ、グリコシターゼ、オキシターゼといつた消化酵素やピタミンCが大量に含まれているため、健胃、食中毒などに効果を発揮。また、大根には鉄とマグネシウムの含有量も多いので、粘膜の病変を癒す作用があり、例えば、かぜ(咳き・鼻詰まり・のどの痛みなどの症状)、口内炎などに効き目があることもよく知られています。
大根は普通淡色野菜に分類されていますが、これは根の部分のこと。葉の方は正真正銘、立派な緑黄色野菜だそうだ。大根の葉には、ピタミンA、B、B2、C、カルシウム、ナトリウム、リンなどの栄養がギッシリ!なんとほうれん草に匹敵するほど栄養価があるのです。
最近は、八百屋などでも葉付きの大根をあまり見かけなくなりましたね。この栄養をみすみす見逃すのは惜しい。妙め物にしてもよし、汁物の実にしてもよし。もし葉付きの大根があれば、ぜひともご一考ください。大根は値段も手ごろで、煮てよし、和え物にしてよし、おろしにしてよしと調理範囲が広く、しかもそのうえ、薬にもなる、とくれば、これこそ、まさに台所の常備薬。
一家に一本、備えあれば憂いなしです。
まだまだ寒さが厳しいですが体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。 2001/01/27


コラム健康 44話.2001年は巳(み)年です。】
今年は巳年。蛇というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。自分の干支だけど蛇は気持ち悪くて嫌い!、という方も多いのでは。
人間は蛇を恐れる一方で、神聖な存在、縁起のよい動物としてあがめてもきました。21世紀になった今日でも蛇への思いはさまざまかも知れませんね。
蛇は生命力の象徴といわれています。脱皮を繰り返して成長する。脱皮は若返りや死からの再生と考えられており、蛇にはそのための強い生命力、知識があると信じられていました。
蛇が持って来た薬草で死者を復活させるグリム童語「三枚の蛇の葉」や、大蛇が人を食べた時の消化薬だという草を手に入れた男が、あるときそれを使ってみると自分が溶けてしまったという落語「蛇含草(じゃがんそう)」など、医薬にまつわる語も広く見られます。
昔の人々は蛇に神秘的な力を感じていたようで。恐れと敬いは蛇を大地の神、水の神などとし、自然や生命を支えるものと深く結び付けたのでしょう。
ネズミや害虫を捕食する無毒の蛇は益獣で、福を呼ぶ「家の守り神」として人家で大切に保護されていました。日本以外では古代ギリシャをはじめリトアニア、スイス、ドイツ、ポーランドなど欧州各地にも同様の習慣があり、人と蛇は一種の共生関係にありました。
最近は「よく見ると顔がかわいい」「恐竜みたいでかっこいい」と、考えが変わったという飼い主も多いそうだ。愛好家のこだわりは大きさと色柄の二つの傾向に分かれるという。現在、人工的につくられた種も加え多様な好みに合わせたペット用の蛇がいる。不思議な動きとオブジェのような姿を楽しむ新しい関係が人と蛇の間にできているそうです。
生命力の象徴。今年も力強く1年間を過ごしたいと思います。 2001/01/05