コラム健康 【11話.冷やさず温める筋肉疲労の回復】
スポーツの秋、運動会、我が子にいいところをみせようと、ついつい無理をしがちですね。
運動後の筋肉疲労は冷やす、温める、どちらでしょう?
よくプロ野球の選手が試合直後に氷で冷やしていますが、あれは酷使した筋肉の炎症を抑えるためで疲労回復のためではありません。疲労を回復させるには筋肉の血行をよくして、たまった疲労物質を早く排出させなくてはいけません。
そのためには冷やすのではなく風呂に入ったりマッサージをしたりして筋肉を温め血液の循環を促すのが一番です。血液の循環が良くなると新陳代謝が活発になり、血液中の疲労物質である「乳酸」などを分解する働きがおこる。乳酸は筋肉のこりや痛みのもととなっている物質なので、これがとれると、体が軽く感じられるようになります。
また精神的にも肌に温かいお湯の水圧を感じたり、体が軽くなる浮力を感じたりすることでリラックスでき疲れが癒されたように感じます。
いずれにしても日頃運動不足のサラリーマンの方は、いきなり過激な運動は禁物です。ストレッチなどを入念に行なうよう心がけましょう。 1999/10/07
|