コラム健康 【23話.日常的に多い外傷−突き指】
バスケットボールをとりそこなって、突き指をしてしまった。だれでも一度ぐらいは経験があるかと思います。こんなとき、あわてて指をひっぱって治そうとしていませんか。指を突いて縮まってしまったのだから、ひっぱれば治ると以前から思われてきた。確かに一理あるような考えかたです。しかし、人間の体というものはそんな単純ではないです。突き指というのは何らかの無理な力が指先にかかることにより、指先を伸ばすための腱が傷ついている状態。ひどいときには、腱が切れたり、骨折している場合も考えられます。突き指の応急手当としては、そのままの位置で動かさないようにして冷やす。無理にひっぱってはよけいに症状を悪くしてしまいます。
実は、Wataも右手小指を突き指して、第一関節から真っ直ぐ伸びません。最初の対処療法を間違うと長引く可能性があります。
以下は、カズ茶のスポーツ大爆笑サイトの「カズ茶」さんからのアドバイスです。
> 突き指した直後は、冷やして固定するのが原則です。 > また、指を引っ張ったりしてもいけませんね。 >
温湿布は、ケガしてから3日くらい経ってから温めるのが望ましいです。
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膝の部分の内側と外側には、それぞれ靭帯があることは知っていますね。 > 「内側側副靭帯」と「外側側副靭帯」です。 >
実は手の指にも、「指側副靭帯」というのがついています。 >
この靭帯が損傷すると、手の関節が不安定になります。また痛みも伴います。 >
もしあまりにも心配な場合は、病院でMRI写真などを撮ってもらうといいでしょう。
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先日の「スポーツ障害・外傷論」の授業で習ったことです。 > 靭帯などがくっつくのは、ケガをしてから一定期間内だそうです。 >
その期間にくっつかないと、永久に断裂したままだそうです。 > 手術を選択しない限り、治らないとのことなので、 >
やはりケガしてから直後の処置・治療が大切なのですね。
カズ茶さん、ありがとうございます。 2000/1/22
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