コラム健康 【26話.日常的に多い外傷−やけど】
やけども、日常的に多い外傷の一つですね。軽いやけどであればとにかく長時間流水で冷やすことが大事ですが、その後にてんぷら油等を塗ってしまう人がいるそうですが、これは、やけどでダメージを受けている皮膚が、よけいに細菌に感染しやすくなってしまうことになるそうです。
痛みが無くなったら、消毒したガーゼなどで患部を覆っておけばよい。服の上からひどいやけどの場合には、無理やり服を脱がそうとすると皮膚がそっくりむけてしまうことがあります。まず、服の上から水で20分〜30分冷やし、それからはさみ等を用いて丁寧に服を切って脱がし患部を清潔なタオル等でくるんで、病院につれて行きましょう。
このとき水泡を破ってしまってはいけないそうです。水泡はやけどの皮膚面を保護して細菌感染を防ぐ働きがある。すぐに病院に連れて行けない場合には、消毒した針等で穴をあけて水泡液をだし、皮膚面に密着させておけば、とりあえずは皮膚面の保護になります。
低温やけどであっても、気づかないうちに皮膚の深いところまで損傷していることもあり、
やけどは素人判断せずに、患部を清潔にして冷やしながら、
病院に連れて行くことが先決です。2000/2/27
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