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健康意識を高めるために日々取り組んでいる、過去のコラム健康です。
体調異常を感じた時などは自己判断せずに医師の診断をお受けすることをお勧めします。


コラム健康 【27話.笑うと怒る、しわが増えるのは】

笑うと怒る。しわが増えるのは、どちらでしょう?というお話です。
お笑い番組を見てお腹をかかえて笑い転げた後、ハッ!と気づく。あわてて表情をもとに戻そうと。。。若い頃はともかく、目じりにしわができはじめてお肌の状態が気になりだすと「笑いじわ」を気にするあまり、せっかくの素敵な表情を殺してしまいかねませんね。

さて、しわはどのような原因でできているのでしょうか。大きな原因は基本的に肌の老化。こう聞くとがっかりしてしまう方もいるかも知れませんが、人間は生きているかぎり老化しているのだからある程度は仕方がない。また、紫外線も大きく影響しているといわれています。皮膚は弾力のあるゴムのようなもので、古くなると弾力を失ってできた溝が元に戻らなくなったり、表面がたるんだりしたりしてしまう。これがしわの原因。確かに表情の筋肉を動かすことによっても、しわはできます。目尻や口もとは良く動くから、浅いしわである、こじわはできやすい。しかし、笑うことによって顔の筋肉が動き、極端にしわになりやすい。ということはないそうです。

実は笑うことよりも怒っているほうがしわになりやすいとか。人間が笑うときに動かす筋肉は7つぐらいだが、怒っているときは200もの数に達するそうだ。しかも、怒っているときの筋肉は強く緊張しているから、できるしわの溝もふかくなる。深い溝になると当然、もとに戻りづらくなる。一方、笑っているときというのは、穏やかな緊張状態にあるから、一時的にしわができても深い溝にならずに、元に戻りやすい。

ただし、作り笑いは、しわになりやすい。笑っていないのに笑っている筋肉を無理やり動かそうとするため、無理がかかり、筋肉は強く緊張する。これは、怒りのときと同じで、しわになりやすくなるそうです。表情を気にして笑わないよりも、心のそこからお腹をかかえて笑えばストレスを発散できるし、病気に対する免疫力も高まる。
ある、病院で入院患者を対象にして落語や漫談などの寄席を開き、患者さんに思いっきり笑ってもらったところ何らかの形で快方に向かう患者さんが続出したといいます。

笑いは病気をも治す特効薬なのかも知れません。   2000/3/05




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