コラム健康 【39話.食べ合わせの効果を知る パート1】
日本古来から伝わる食材。それらの食べ合わせの効果には意味があるようです。昔から、異なる食材を巧みに組み合わせる術を生活の知恵として備えていたのです。
今回は「納豆+卵」のお話です。
日本人の大発明といてもいい、朝食のベスト食品ですね。納豆の評判は近年高まるばかりで、その名もナットウキナーゼという酵素はがんを抑えるらしいし、ビタミンKが血栓をできにくくするので、動脈硬化の予防効果も期待できるそうだ。こんな納豆も、タンパク源として見るとちょっとした欠点があるようです。
体内でのタンパク質合成に必要な含硫アミノ酸が足りないのです。そこに動物性タンパク質の塊である卵をプラスすると、含硫アミノ酸不足が解消され、タンパク合成に必要なアミノ酸のバランスが整います。そしてどちらも健脳食として有名なレシチン(ホスファチジルコリン)を含み、脳内での神経伝達物質の合成を助けてくれます。
長生きのため毎朝食食べたい食材のひとつですね。 2000/10/9
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