コラム健康 【42話.歯医者さんの歯磨き講習】
先週まで10年ぐらいお世話になっている、歯医者さんに通っていました。ようやく治療も終わったのですが最後の2回は歯磨き講習を受けることになりました。
・普段どのように磨いているか
・どのように磨けばいいのか
親切に教えていただきました。特に歯の裏側の磨き方は難しいです。1週間特訓したのですがなかなか上手くなりませんでした。コツとしては基本は横磨き、歯の1本半ぐらいの幅でコチョコチョコチョっていう感じ。軽くカシャカシャカシャという感じですかね。力をいれてゴシゴシやっても汚れは取れないそうですよ。
さらに歯磨き粉は特に使わなくてもいいそうです。どうしても爽快感を得たい方は、最後の仕上げに歯磨き粉を使う程度でいいそうです。
このとき隣の患者さんと先生の会話が聞こえてきました。何でも治療は先週終わったが冷たいものがしみるので何とかして。と再度診察に訪れたようです。
先生は詰めた金属が馴染むためには個人差はあるが3日から2週間ぐらい。まれに3週間以上かかる方もいらっしゃいます。などいろいろ説明していました。
「今の状態はこうで・・・ここに新しい金属を詰めたわけです。」
「歯と言うものは熱い、冷たいという感覚はなく全て痛み(しみる)に感じる。」
「金属は冷たさの伝導率が早いため最初はしみるが、人間の体は適応するようにできていて、カルシウムなどで膜を作り、これに対応するように出来ている。」
などなど丁寧な説明が聞こえてきます。勉強になりました。ほんと人間の体は素晴らしいですね。
さらに、今ここで神経を抜いたり、という方法もあるが歯も生き物。なるべく自然のままで治療するのがベスト。今後を考えても神経を抜いたりすると、せっかくの「体からの反応が感じ取れなくなる」。これは好ましくないことです。と言い聞かせていました。なるほど、先生の考え方は素晴らしい。とても信頼のおける先生だと直感しました。
また歯が悪くなったらこの歯医者さんお世話にになってもいいなー。と思ったものです。自分の歯磨き講習のことも忘れ、とっても為になり得した気分になりました。 2000/12/03
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