コラム健康 【45話.栄養ギッシリのだいこん】
だいこんは家庭の常備薬、葉っぱから根もとまで栄養がギッシリという話題です。
「大根好きの医者いらず」という諺もあるように、昔から大根は日常生活の中で薬としてもさまざまに用いられてきました。
大根には、ジアスターゼ、グリコシターゼ、オキシターゼといつた消化酵素やピタミンCが大量に含まれているため、健胃、食中毒などに効果を発揮。また、大根には鉄とマグネシウムの含有量も多いので、粘膜の病変を癒す作用があり、例えば、かぜ(咳き・鼻詰まり・のどの痛みなどの症状)、口内炎などに効き目があることもよく知られています。
大根は普通淡色野菜に分類されていますが、これは根の部分のこと。葉の方は正真正銘、立派な緑黄色野菜だそうだ。大根の葉には、ピタミンA、B、B2、C、カルシウム、ナトリウム、リンなどの栄養がギッシリ!なんとほうれん草に匹敵するほど栄養価があるのです。
最近は、八百屋などでも葉付きの大根をあまり見かけなくなりましたね。この栄養をみすみす見逃すのは惜しい。妙め物にしてもよし、汁物の実にしてもよし。もし葉付きの大根があれば、ぜひともご一考ください。大根は値段も手ごろで、煮てよし、和え物にしてよし、おろしにしてよしと調理範囲が広く、しかもそのうえ、薬にもなる、とくれば、これこそ、まさに台所の常備薬。
一家に一本、備えあれば憂いなしです。
まだまだ寒さが厳しいですが体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。 2001/01/27
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