コラム健康 【46話.続栄養ギッシリのだいこん】
前回からの続き。民間療法のいろいろということで何種類かご紹介します。
こうやってみてもかなりの方法がありますね。
風邪・のどの痛みに−はちみつ入りおろし汁
グラス一杯の大根のおろし汁に、はちみつ大さじ1つを加え、混ぜ合わせて飲みます。おろし汁には、大根のビタミンCが溶けだしていますから、粘膜が強くなり、のどの炎症などに効果があります。
風邪・熱冷ましに−大根おろし
うつぷせに寝た状態で、大根おろしを土踏まずにのせ、ラップで汁がたれないように覆いをして、一晩そのままに。こうすると、おろし汁に含まれるビタミンCなどの成分が解熱効果を発揮して熱が下がるそうです。
鼻詰まりに−おろし汁
大根のおろし汁に脱脂綿を浸して、これを鼻に詰めます。ちょっと異様ですが、おろし汁に含まれる成分が鼻の粘膜の炎症を和らげ、鼻詰まりを解消します。鼻の上にもおろし汁を塗ると、さらに効果が上がるとか。
食欲不振・消化不良に−おろし汁
大根のおろし汁20〜40t程度を朝晩2回、食欲不振の方は食前に、消化不良の方は食後に飲むようにします。大根に含まれるジアスターゼ、グリコシターゼなどのさまざまな消化酵素が胃に作用して、症状の改善に役立ちます。
便秘に−大根おろし
大根おろしを汁ごと食べます。大根に含まれる食物繊維には、腸の働きを活発にし、内容物をすみやかに移動させる効果があります。この食物繊維は水溶性のものなので、汁ごと食べるようにしましょう。
急性の肩こりに−おろし湿布
大根おろしに小麦粉を加えて、耳たぷほどの硬さに練り、これをガーゼに伸ばして肩に貼ります。急性の肩こりは、肩の部分に炎症を起こしていることが多いので、まずそれを鎮めてやることが大事です。大根おろしには解熱作用がありますから、筋肉の炎症を緩和し、肩のこりをほぐします。ただし、慢性的な肩こりの場合には、血行をよくするために温めなくてはなりませんから、この方法は応用できないそうです。
口内炎に−おろし汁
大根のおろし汁を口に含み、うがいを繰り返します。大根の辛味成分に含まれるイオウ化合物には、抗菌作用がありますから、これで徐々に炎症が鎮まります。
我が家では、ハチミツにスライスした大根を一緒に入れたものを飲んでます。
ハチミツの浸透圧で大根の水分が出てきたら飲めますので、お猪口一杯ぐらいを一日数回飲みます。のどの痛みやかぜの初期にはGood!ですよ。
2001/02/17
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