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Wataが身近な健康について学んだことを話題にして掲載しています。
健康意識を高めるために日々取り組んでいる、過去のコラム健康です。
体調異常を感じた時などは自己判断せずに医師の診断をお受けすることをお勧めします。


コラム健康 【48話.口ゲンカに勝てない】

喧嘩するほど仲がいい。夫婦喧嘩は犬も食わない。今回は口ゲンカの話題です。
彼女とロゲンカをしてもなかなか勝てない。これでは男としてのメンツがた立たない、などと卑下するには及びません。男女の脳には違いがあり、それがロゲンカの強さを決定している、というある医学的な研究結果もあるそうです。
脳は右脳と左脳に分かれていて、右脳は情緒的な思考を、左脳は論理的思考を司り、男女ともそれぞれ右脳も左脳も存在しています。しかし、医学的に注目されたのは右脳と左脳を結んでいる「脳梁」の存在でした。

脳梁は神経繊維の束のようなもので、2億本以上の繊維が束ねられ、右脳と左脳から発せられる情報を仲介する役割を担っていて、この脳梁の束が、男性よりも女性のほうが太いと報告されているのです。アメリカでMRIを使って男女246人の脳梁を調べたところ、女性の脳梁がふくらんで球形化しているのに対し、男性はふくらみの少ない管状の脳梁が多い傾向があったといいます。
右脳と左脳の情報交換が活発ならば、言語を操る際も幅が広くなる。したがって、女性のほうが口が達者の傾向がある。実際、失語症にかかったときも、男性のほうが女性より治る確率が低いのは、男性の言語機能が脳の左半球に集中しているせいと考えられる。
また、脳梁の後ろ側にある脳梁膨大部という部位が、男性のほうが小さいことも関係しているそうで、ここは、後頭葉の視覚神経中枢や感覚言語の神経中枢、側頭葉の記憶や聴覚神経申枢と連係しているそうです。
したがって、太いほうが見たもの、聞いたものを理解したうえで、言語にする能力が勝ることになる。さらに女性の脳梁が40歳まで成長するのに対し、男性は20歳代でピークに達してしまう。いつまでたっても、男性がロゲンカで勝てないのは、この脳梁の成長速度も一役買っているのでしょうか?
そういえば、Wataも勝てませんね・・・笑。 2001/04/22




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