Special Information

過去のコラム健康
wataclub.net~Wata倶楽部・どっと・ネット~
スポーツコラム  コラム健康  スポーツ語録&名言集  Special Information

Wataが身近な健康について学んだことを話題にして掲載しています。
健康意識を高めるために日々取り組んでいる過去のコラム健康です。
体調異常を感じた時などは自己判断せずに医師の診断をお受けすることをお勧めします。


コラム健康 【51話.口を開けるとアゴが痛い】

「口を開けるとアゴが痛む」「口を開閉する時にポキポキと音がする」「口が大きく開けられなくなった」などという症状を訴える人が多くなっている。というお話です。
顎関節症の典型的な症状で、日本だけでなく欧米でも増えてきているといわれ、片頭痛、肩凝り、耳鳴り、手足のしびれ、めまいなどの症状を伴うこともあるとか。両耳の前あたりにある顎関節のじん帯損傷や関節円板がズレたりすることで起こる症状ですが、歯の噛(か)み合わせが悪いなど先天的な条件のほか、ストレスから歯を噛みしめ過ぎたり、よく噛まない食習慣からアゴの筋肉が発達していないことも要因。そうした意味で現代病の一種といえるかも知れません。

発症のピークは10代後半から20代前半。女性が男性の2〜4倍多いのも特徴で、中年以降では40〜50代が要注意。更年期と重なる場合がよく見られる。女性の患者が多い理由についての定説はまだないが、男性に比べてアゴがきゃしゃなこと、精神的ストレスに過敏であることなどが考えられるそうです。
治療法は「鎮痛剤や精神安定剤を使う対症療法、温湿布、赤外線照射などの理学療法などで症状の緩和を図ります。治るまで時間がかかるので早めに治療を受けることが肝心」。歯の噛み合わせが悪いことが原因ならば、合成樹脂製の薄い板(スプリント)の使用、時には歯を削ったりして咬合不良を改善する治療も必要になることもあるそうです。怖いですね。

予防策は「アゴの様子がおかしいと感じたら硬いものを食べないようにしたり、片側だけでそしゃくしないなど日常から気をつけることです。それと、かみしめ癖やほおづえ癖もやめる努力をしてください」。口をゆっくり開閉させるなどしてアゴの筋肉を鍛えることも予防につながるが、やり過ぎると逆効果になるので注意が必要のようです。
顎関節症は年々低年齢化していて、ある大学の歯学部が女子高生400人を調べたところ約43%が顎関節症だというデータもあります。よくかまずに食べる食習慣がアゴ自体を弱くしている原因だそうで、ものをかみ砕く瞬間には自分の体重と同じほどの力がかかるそうで、しっかりしたアゴでないと確かに耐えられないですよね。

噛み合わせ、ストレス、食習慣などを注意深く見直す必要がるかも知れませんね。 2001/10/05




_ ☆Presented by 1人でスポーツトレーニング with Wata倶楽部ネット
__