コラム健康 【52話.ツボの話】
東洋医学ではツボとは生命エネルギーの流れの要所のことをいいます。
この流れが滞ると体調異変につながりやすく、そこを刺激することによって
体調を整えていく。
はるか古代の中国に始まっています。
血液が全身を循環しているのと同じように東洋医学では、
「気血」という生命エネルギーが全身をめぐっていると考えます。
実際には血管のように目に見える流れはありませんがその働きは中国3000年の
歴史を通じて、経験的に実証されてきたものです。
もしも流れが滞ってしまうと、内臓の働きが悪くなったり、あちこちに不快な症状がでてくるのです。ツボはこのエネルギーの流れの要所要所にあり、その位置を押すことによって、流れをスムーズにする働きがあります。
その結果、血行が促進されてコリや痛みが軽くなったり
自律神経が調整されてリラックスできたり
免疫力が高まって病気にかかりにくい体になるなど、
体中が活性化されることになります。
小さなツボも、身体の健康の窓口ということでしょう。
2006/12/20
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