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スポーツ競技・スポーツトレーニングから心身の健康法まで
実生活に役立ちそうな名言・格言を
Wata流に編集し、メッセージとして掲載してます。


 何回やっても強い自分にはなれない。
むしろ自分の弱さしか見えてこない。

 
イチロー (シアトル・マリナーズ外野手)

2006年9月16日のロイヤルズ戦で、1900年以降の近代野球では
2人目となる6年連続年間200安打を達成した時の言葉です。
「重かったですね。もう解放されました。
リラックスする瞬間なんて、この日を迎える以外にないですからね。」

自分にプレッシャーをかけ、自分を高め、そして乗り越える。どんなときも、何をやっても、
重圧という言葉は、まるでイチロー選手のためにあるかのようです。

「WBCに出ることで公式戦が駄目だったらそれまでの選手だった、ということ。
しっかりできると思うから、出る。」
そんな決意を語ったのは、王ジャパンの福岡合宿を控えた今年の2月でした。
あれから約7カ月。「ああ言ったからにはやらないと、という気持ちはあった。
それを示せてよかったと思う。」
そう言える自分に少しだけ安堵しながらも、既に次の重圧と戦っているのです。

イチロー選手が目標とするシーズン200安打は、心身の安定を最もよく示しています。
打率3割や30本塁打は、多少の故障欠場でも達成の可能性はあります。
100打点や100得点は、チーム状態に左右されます。
200安打は、シーズンを通して毎試合「自分ができる限りの準備ができたかどうか」を
実感できる尺度だと思います。パフォーマンスを安定させるための肉体管理。
体調を整えるための日々の習慣。

それらの単調な繰り返しに耐える気持ちの強さといったら想像を絶します。
そして、そのすべてが密接に結び付き、200安打に届くのです。

今季から同僚の城島選手は、「素晴らしい。僕にとっては神の領域」と尊敬の念を表し、
「何かを達成しなければという使命感は非常につらい。
 僕がそばで感じるよりもしんどかったと思う」とも。

来季は近代野球では最長となる「7年」を目指す。
しかし、本当は何(どこ)を目指しているのだろうか・・・。 2006/9/19





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