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スポーツコラム 【24話.自分のペースで走りきれた!ハイペースで圧勝 山口衛里】

シドニー五輪女子マラソン日本代表の国内選考レース、東京国際女子マラソンは11月21日、東京・国立競技場を発着点として、外国招待選手8人を含む301選手が参加して行われ山口衛里選手(26=天満屋)が2時間22分12秒で初優勝しました。
高橋尚子選手(積水化学)が持つ2時間21分47秒の日本最高記録に次ぐ日本歴代2位の高記録。山口選手は、スタート直後から飛び出した千葉真子選手(旭化成)をマークし、15キロ手前から逆に千葉選手を引き離してそのまま独走する圧勝でした。26歳の新星が五輪代表に大きく前進。好物の甘いものも断ち、節制を続けシドニーの有力候補に名乗りをあげました。山口選手は「自分のペースで走りきれた」と充実感を漂わせた。

最初の5キロを16分18秒の驚異的なハイペースで入った千葉選手と競り合い、15キロ手前で単独トップ。30キロまで5キロ16分台のラップを刻んだ。レース終盤も力強い腕の振りで落ち込みを押さえ、2位に5分近い大差をつけた。昨年の北海道マラソンでは2時間27分36秒で優勝。世界選手権代表を狙った1月の大阪では調整失敗で11位と惨敗。悔しさを胸に春はトラックでスピードを磨き、その後は40キロ走を何度もこなしてスタミナも養成した。9月以降は「後は身体の切れを取り戻すだけ」(武富監督)とスピード練習を軸にしたが、ここまでの練習の裏付けが大輪の花を咲かせた。女子マラソン界はここ数年でスピード化の傾向が顕著。「耐久レース」から「スピード持久走」に移り変わろうとしています。

その流れに敏感に対応した武富監督、山口選手の見事な勝利と思います。
おめでとうございます。    1999/11/24




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