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スポーツコラム 【37話.マカオ2年8ヶ月ぶり勝利で手腕高評価 上田栄治】

日本人指導者の評価が高く評価された。昨年12月にマカオ代表監督に就任した上田栄治監督(46)。もと平塚監督(現湘南)であの中田英寿選手(23=ローマ)をセリエAに橋渡しした人物として有名。日本サッカー協会から派遣でマカオに来て3ヶ月目。習慣と文化の違いに悪戦苦闘しながらも代表強化に取り組んできました。2月13日のアジア杯予選ではブルネイを1−0で破り、Aマッチ約2年8ケ月ぶりの勝利とのことでした。

「上田監督がマカオに勝利をもたらした」。14日付の地元紙では、ブルネイ戦の勝因が監督の指導力にあると分析。一夜明けたらヒーローとなりました。昨年12月8日、初めてマカオにやってきて「手ごたえはつかんだと思う」と、上田監督もこの1勝で強化のきっかけをつかんだようです。
同サッカー協会の要請を受け日本サッカー協会から派遣を打診された。成績不振が原因で平塚監督を辞任した直後のこと。マカオについての予備知識は何もない。困惑と不安。しかし拒絶はしなかった。「必ず役立つと思った」。
ここまでは異文化との闘いだった。全員が官僚や警察官などの職業を持っている。練習開始時間にグランドに集合できるのは多くて6、7人程度。残りはパラパラと遅れてきた。子供の誕生日を理由に練習を休む選手もいた。そんな選手たちに辛抱強く「日本流」を説いて行った。最近は大部分の選手が練習時間を守るようになった。

今大会に向けて、徹底してサイド攻撃を練習した。ボールを奪い、サイドに開いて攻める。日本代表が得意としている戦術だ。パスやトラップなどの基本的な技術レベルが低いが、選手達も意欲的に取り組み、ブルネイ戦では練習通り左サイドでボールを奪い決勝ゴールにつないだ。
契約期間は今年10月末まで。やりたいことは山ほどある。「選手をJリーグの練習に参加させたい。若いユース世代も強化したいね」。20日には日本大表に挑む。秘策はないというが「シンガポールのように、全員で守ることはしない」と、上田監督は日本のサッカーを体で感じさせるつもりのようです。

「決定力不足」といわれ続ける日本代表。うかうか、していられないですね。 2000/2/17




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