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スポーツコラム 【38話.高く、美しいエア鮮やか 三宅陽子】

スノーボードのワールドカップ(W杯)真駒内大会第二日(2月19日)、女子ハーフパイプ(HP)第8戦で三宅陽子選手(26=スポーツファンクション)が初優勝しました。
三宅選手は安定したエアと高さのある回転技を繰り出し予選を最高点で通過。決勝の1回目に38.0点をマークして快勝しました。
ハーフパイプの真ん中で、高く、きれいに、ゆっくり回った。「直前の練習では3回に1回しか決まらなかったので、ルーティンにいれるか迷った」という横1回転半スピンが鮮やかに決まり、初優勝をがっちり引き寄せた。TVニュースで見ましたが、ほんとカッコよかったです。過去のW杯の最高成績は12位。初めての表彰台で大きなトロフィーを抱え「気持ちいい。すごくうれしい」と感激に浸った。脚力がある。これは起伏の激しいコースを数人が平走して速さを競うスノーボードクロスで鍛えた財産。スピードに乗ったエアの高さは圧巻。安部HPコーチは「筋肉がしっかりしているので、ぎりぎりのライン調整ができるのが強み」と話す。

小学校4年から高校1年までは器械体操をしていたそうで。関大1年でスノーボードを始めプロを目指していた2年間の休学を経て昨年卒業。海外ツアーには今季から本格参戦しました。「これを弾みに、安定して勝てるようになりたい。そうすれば五輪も見えてくる」
現在のランキング1、2位を破っての優勝だが、プロツアーには、はるかに実力の高い選手がそろっているそうだ。三宅選手の視線はそこに向く。決勝の2回目に試みた横2回転スピンは、着地でミスしたが完成度が高く「今日よりもっとすごい技を五輪では見せたい」と話す三宅選手。今後の活躍が楽しみですね。

20日のスノーボードクロスでは5位に終わり「やられましたね、これは。すごく勝ちたかったのに」と悔いの残る結果。しかし、今季初参戦で、4戦すべて1ケタ順位の活躍に、三宅選手の時代はまだこれから、といった感じ。世界のトップへ周囲の期待はふくらむばかりですね。  2000/2/21




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