Special Information

過去のスポーツコラム
スポーツコラム  コラム健康  スポーツ語録&名言集  Special Information

「Wata倶楽部ネット」で気になるスポーツ選手や、
頑張ってほしいと思っている選手への応援メッセージから
スポーツトレーニング話題などを主に掲載しています。

スポーツコラム 【64話.22キロから独走V、アテネの新星 渋井陽子】

なんでも大丈夫なんで。心、体?
両方とも大丈夫です。

渋井陽子(女子マラソン)
大阪国際女子マラソンでの初マラソンでの世界最高記録で優勝したときのインタビューにて。
スタート直後は小雨、8キロで雨が上がると、12キロで日が差した。
25キロ付近で大粒の雨。最後はまた晴れた。
こんな悪条件にも鈴木監督曰く「性格が勝負事に向いている」。
故障したことのない体同様気持ちも強い。新しいタイプの選手が誕生しました。


大阪国際女子マラソン(28日、大阪・長居陸上競技場発着42・195キロ)は、初マラソンの渋井陽子(21=三井海上)選手が22キロ過ぎから独走し、2時間23分11秒の初マラソン世界最高記録で優勝しました。高橋尚子(28=積水化学)選手の日本最高記録とはわずか1分24秒差の日本歴代4位、世界同12位にあたる快記録で、8月の世界選手権(カナダ・エドモントン)代表に内定。世界最高記録、そして2004年アテネ五輪が楽しみになってきました。
最初の5キ日を5分40秒で入り、先頭集団は三人に。その後も5キロを16分台後半のハイペースで刻み続け、22キロすぎから独走した。「自分のリズムでいったら一人になっていた」。35キロ以降は、さすがに足は鈍ったが、後半まで世界最高もうかがうぺ-スで押し切り、快挙を達成。ゴールの瞬間、小さく右手を振り上げた。2時間23分11秒で駆け抜けた初めての42・195キロ。雨が降ったり止んだりした気まぐれな浪速の空も、最後は太陽が姿をみせ、新たなヒロインを照らし出した。
「監督にラップをもらってたんですけど、24分台狙いだった。自分ではもっといきたかった」
2時間24分30秒前後を想定して鈴木秀夫監督が渡していた目標ラップを無視。左手首に書いたのは、昨年大会新をマークした弘山晴美(資生堂)選手とシモン(ルーマニア)選手の30キロ通過タイム「1・41・17」だった。これを目安にし、日本最高記録(2時間21分47秒)も狙っていたそうだ。
聞くところによると、日本選手には珍しい前傾姿勢のピッチ走法で腕の振りを活かし、足の爪先から先に着地する走り方。これは大腿部の前側の筋肉が強いからできる天性のもの。鈴木秀夫監督は、高2の夏にその前傾姿勢を見て惚れこんだそうです。専門家が見ると何かが伝わるのでしょうね。「監督と土佐先輩のおかげです。おととし土佐先輩は(米国)ボルダー合宿ですごく速くなって帰ってきた。負けたくなかったし、一緒に走れるようになりたいと思った」
同僚の土佐選手に続く世界選手権の代表切符獲得。「今度はもっといい記録で勝負したいです」と、満面の笑顔で宣言した。
下ネタもOKの明るい性格で、趣味は笑うこと。給水ボトルには自分で「笑顔! トップでゴール」と書いておいた。次の目標はもちろん世界選手権。世界最高記録。そして2004年アテネ五輪。若い渋井選手の未来は無限大に広がっている。昨年、急成長したホープが今度は世界へ名乗りを上げました。 2001/02/12




_ ☆Presented by 1人でスポーツトレーニング with Wata倶楽部ネット_
_