イメージトレーニングの重要性!

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イメージトレーニング

一流のスポーツ選手やアスリートはグランドやコート、控え室などで、次の試合やゲームの流れを頭の中で常にイメージしているといいます。「大嫌い、苦手」この意識は、人の能力を引き下げてしまいます。「面白い!!」と思うと集中し能力は上がっていくのです。このようなことは頭が良い悪いではありませんよね。イメージトレーニングは、苦手だ、嫌だといってるようなネガティブ(マイナス)の感情を、ポジティブ(プラス)な感情に変えて、スポーツ競技の向上を目指したり、病気を治したり、出来なかったものを出来るようにしてしまう、これがイメージトレーニングなのです。
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 冷静に自分を見つめなおす

あらゆる場面で感情を乱すことなくプレイできるのがベストですね。でも、そんな選手はどこにもいません。誰でも感情は揺れ動く。苦しい場面、追いつめられた場面で感情が乱れたときに、自分でそれをどうコントロールし、立て直せるかどうかがここ一番に強い選手ということです。人間は意識の方向を少し変えるだけで、出口の見えない暗闇のような心の中に光明を見出すことができるのです。練習のとき、試合のとき、冷静に自分の気持ちを見つめる時間を作りましょう。緊張やあせり、不安、試合にかける思い。そんなさまざまな気持ちが交錯しているその気持ちで100%の力を発揮できるかどうかを自問して下さい。そして、自信を持って「イエス」と言える。そんな強い心を持ち続けてほしい。心を制するものは、技・体をも制するのです。

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 イメージの力で技術向上

イメージとは脳の中で作り出される映像です。人間の脳は右脳、左脳に分かれていて左脳は論理、計算といった系統だった物事を処理し、右脳はイメージや空間認知を司っています。
人間には想像力が備わっていますから、この想像力を活用すればイメージ映像を無限に作り出すことが可能になるわけです。イメージ映像は経験したことはもちろん、自分が経験していないことでも描くことができる。これは、脳がイメージをするために、過去の類似した経験の引出しをさがし、それを応用して描こうとするイメージ作りの手助けをします。
イメージには自分自身が作り出すイメージ(試合展開をイメージするのに役立つ)と、VTRなどの教材の映像を用いることで作り出すイメージ(個人の技術面を向上させるのに役立つ)があります。五感から感情まで全てをイメージのなかで再現できるようになるまでは、かなりの訓練や努力も必要です。あせらずに、いいイメージを毎日反復するなど、継続することが大切だと思います。

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 より鮮明なイメージをもとう

顔は覚えているが名前が出てこないということがよくあるように、脳が記憶している情報量は、文字や言葉よりも画像などのイメージのほうが圧倒的に大きいです。また、そのイメージを実験と同じように記憶する力もあります。このイメージの力を強めて能力アップをめざすのがイメージトレーニングです。イメージのもつ力は大きなものがあります。静かに座って目を閉じ、ある動作をイメージするとき、節電図などで測定してみるとその動作を行うための筋肉が微量ではありますが反応を示すそうだ。この筋反応はそのイメージがリアルであればあるほど大きくなとか。
イメージの鮮明度の高さ=リアリティということが言えるのだと思います。こう考えると鮮明度が、いかにイメージを行うときに大切かがわかります。とはいっても、いきなり高度な技術をイメージしようとしても、イメージを鮮明に描ける力が欠けていたら効果は半減してしまいます。鮮明度から鍛えてもらいたいものですね。
最初は、手のひらに重いものを持っているイメージを持ち、だんだん手の平が火照ってくるのを体験するといった簡単なイメージからスタートさせてこの鮮明度を高めていきましょう。鮮明度が高まってくると、ある動作をイメージするとき、それに付随する環境の感覚もリアルに感じられるようになります。
たとえば、夏の炎天下での暑さやむせかえるグランドの臭いや歓声など、あたかもその場所にいるかのようにイメージの中で体験できるのです。ここまでイメージできるようになると、イメージトレーニングの効果は絶大になります。

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 本番を前にイメージの中でリハーサル

初めて体験する出来事に遭遇すると、脳はどのようにそれに対処してよいかわからず混乱してしまうものです。特に試合中にはそういったことがよく起こります。しかし試合を通じて実体験できる経験数には限界がありますから、ここでもイメージの力を利用します。
つまり、試合中に起こり得るだろう場面をたくさんイメージすることによって、試合中の混乱を少なくするのです。イメージの鮮明度が高まっていれば、かなりのリアリティを味わえますし、本番前にイメージでリハーサルしておけば、脳はその場面での解決法をしっかりと学習してくれています。とっさの判断などにも有効だと思います。
とくに初心者などは、そのスポーツでの経験数が絶対的に少ない現実がありますから、イメージによって体験数を増やす必要性があります。よく一流選手は経験数が多いので対処法もよくわかっているといわれます。しかし何もせずにただ自分の実体験のみに頼っていると、一流選手との経験数の差は縮まりません。この差をイメージを用いて縮めていくことは、最良の近道といえるでしょう。ただ、何でもそうだと思いますが、イメージトレーニングでも1回やって終わりにするのではなく、心に焼きつけるくらい何度も繰り返し行う必要があります。

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 頭の中で思い描くもう一つのイメージ

イメージトレーニングとは自分が運動している場面を頭の中で思い描くことによって、実際のよいプレーにつなげようとするものです。一般的なイメージトレーニングの方法は、自分の理想とするプレーをイメージする。ゴルファーであれば理想的な弾道で球が飛んでいくことを、レーサーであれば理想的な走行ラインを通って走ることを、思い描くわけです。
もうひとつのイメージトレーニングとして。自分が実際に運動していることを頭の中で思い描く、という点では変わりないですが、思い描く中身をこれまで練習をしてきた、その様子を振り返るという方法です。
たとえば、テニス選手なら、フットワーク、サーブ、フォアハンド、バックハンド、ボレーなど、それぞれ練習を積んだはずですから、その基本動作の反復練習もあれば、実践的な内容もあります。それら一つひとつを思い起こすのです。すると、これだけ練習を積んだのだという、自信のようなものが沸いてくるはずです。また、練習を振り返ることによって自分の長所も短所も改めて確認でき。おのずと、試合での効果的な戦術の組み立てが見えてくるというわけです。
このイメージトレーニングは、自分自身を見つめなおすトレーニングとも言えるかも知れませんね。理想を追うのではなく、現実的に自分に何ができるか、何をすれば自分の能力をより生かせるのか、といったことを確認する。これは、ぜひ、試してもらいたいイメージトレーニングでもありあます。

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 無意識の中から芽生えたメンタルト 山下泰裕(柔道)

全日本選手権は9連覇、
世界選手権も95kg級で3連覇
そして五輪金メダル。

世界を相手に大記録を樹立してきた。無敗の戦いを支えてきたものは、無意識の中から芽生えてきたメンタルトレーニングだった。いわずと知れた柔道の山下泰裕氏のお話。
イメージトレ、プラス発想とかは知らないうちにやっていました。意識などしないで、良かれと思って自然とやっていた、あとで勉強して「こういう効果があったんだ」と自分のやっていたことの理論づけができたんです。イメージトレと言えば長嶋茂雄さんでしょうし、成功した人というのは考えないで無意識にやっていたんだと思う。
 ・天才だから無意識にイメージを描くことができたのか、
 ・それとも無意識にできてしまったから天才なのか。
自分は後者だと思うんです。無意識のイメージトレをやっていた人が、ほかの人が残せないような結果を出した。これも勝つための1つの要素でしょうね。
山下氏の恩師は東海大と全日本の両方で指導を受けた佐藤宣践氏(日本オリンピック委員会選手強化本部本部長)。佐藤先生から教わったことは「おれがいなくても自分で考えてやり、同じように試合ができる選手を育てたい。おれの意向をそのまま充実に反映してやる選手はつりたくない」と言われていましたから。自分で考えて、自分を作り上げて戦っていけるような選手になれ、ということでした。だから原点が違うんですね。
今のトップクラスは比較的自分を持っているし、自分で考える力はあるが、師匠や先生に対しては「僕はそうは思わないです」というところまで言ってしまう選手はいない。僕は生意気な選手でしたから。納得しないと行動しないタイプで...体育会的に「やれ!」「はい!」と言われたとおりにやるのではなく、何の意味があるのか、狙いは何なのか、それを考えてから行動したい人間でした。

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 コートを真上から見るイメージ 佐古賢一(バスケットボール P/G)

93年いすゞ自動車入社、94年広島アジア大会に出場し銅メダル、
95〜98年度日本リーグベスト5、95・96年度には2年連続MVP
99年にはISUZU GIGACATSを日本リーグ4連覇など。

コートを真上から見るイメージで選手を動かしながらフォーメーションを考える。佐古賢一選手の場合。
ゲームのシュミレーションは試合の4、5日前から考え始めるんですけど、そのときはイメージを使うようにしています。前半後半をそれぞれ前・中・後と分けてゲームのプランを立てます。それに合わせてフォーメーション」を考えるんですけど、フォーメーション作りはコートを真上から見下ろしている感じのイメージで、コートの中でいろいろ選手を自由に動かしてみますね。その途中で個人をズームアップでイメージして、練習のときの具合や現時点での心理状態などの情報を入力してみます。自由にこまを動かしているイメージだけど、どんなプレーもできるような気がするんですけど。でもさまざざまな個人情報を1人1人のコマに入れていくと「今の彼の状態では、こうは動けないな。ではこう動かしてみたらどうだろう」とイメージの中で別の動きをさせてみたりするんですね。
これを6つに分けた試合時間ごとにやっていくんです。当然、味方の動き以外に相手の動きも1つ1つイメージしますよ。
それ以外にシュミレーション作りのポイントとしては、6つに分けた時間帯のどこに勝負のポイントを置くかですね。いすゞ自動車の場合はスタートダッシュして「最初に貯金をたくさんつくろう」という考えなんですけど状況によっては変えていかないといけません。その勝負のポイントをどこに置いたら、味方の選手たちが心理的に乗れ、相手に流れを作らせないで済むかをシュミレーションのなかで想像してみますね。その中で相手側がしかけてくるだろうという勝負のポイントの時間帯も考えておきます。
でも、この予想展開とまったく違うパターンになるときも試合ではたまにあります。でも、前半はあくまで試合前に作ったシュミレーションは変えないようにしています。試合の途中に変えようとすると心理的に焦るし、頭の中も混乱しミスが多くなるからです。だから、前半は相手のペースに合わせて我慢して乗り切って、ハーフタイムのとき後半から作戦を考えるようにしていますね。

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 グランドを真上から見おろす 北沢豪(プロサッカー選手 MF)

85年修徳高校2年時、全国高校サッカー選手権出場
87年東京代表として山梨国体出場し優勝、88年本田技研に入社
91年日本リーグ得点王、ベストイレブン。
同年読売クラブ(ウ”ェルディ川崎)へ移籍
92年日本リーグ優勝、93年2ndステージ優勝、97年天皇杯優勝
98年Jリーグ2ndステージ11節にてJリーグ通算200試合出場を達成。
99年ウ”ェルディ川崎キャプテンを務める。

サッカーでもイメージトレーニングは大切だと思う。北沢豪選手の場合。
僕はサッカーのVTRが好きなんですよ。暇さえあれば見ていますね。VTRの見方は二通りあって、海外や国内のいいプレーを自分のものにするためにが一つ。対戦相手の分析がもう一つ。まあ、いいプレーを見るときは「うわっ、今のはすごいプレーだな」って思うと、そのプレーをイメージに焼き付けて次の日のグランドで実際にイメージ通りに体を動かすような感じですね。やはり、少しでもいいプレーを自分のものにしていきたいという貪欲さは常に心の中にもっていたいですから。
対戦相手の分析のほうは、どちらかというと画面を見ながら自分を相手選手と同化させて、相手の心理を中心に見るようにしてますよ。「ここで俺だったらあそこにパスを出したいな」と思ったとして、画面の中の相手選手がどこにパスを出すか見て、自分の心理と相手の心理の違いを感じたりしてますよ。
そうゆう心理的なこと以外にも、相手選手の癖やどうゆう攻め方をしてくるのかなどの戦術的な要素もチェックします。
そのようにしてVTRを見た後に自分の心の中で「ああ、こうゆう展開になったらおもしろいな」という感覚で試合展開をイメージしたりします。
試合のイメージは自分がグランドにたって全体を見渡しているイメージもありますが、僕の場合は、極端に言えば自分が真上からピッチを見ているイメージをもつようにしますね。そうすると視野も広がりますから。そうすると、ゴールまでの二次的、三次的な攻撃のイメージがつくりやすいんですよ。サッカーは創造的なスポーツなんですよ。
全員が同じイメージをアイコンタクトとかを使ってゴールが決まったときは芸術的ですよね。それを可能にするためにも試合をイメージした練習が大切なんです。

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 ストローク数やペース配分までイメージ 田中雅美(水泳‐平泳ぎ)

姉の影響で小学校2年から水泳を始める。
94年八王子高校1年時日本選手権100m平泳ぎで1分10秒31の日本歴代2位のタイムで初優勝、世界選手権代表に選出。95年日本選手権では1分10秒00で11年ぶりに日本記録を更新。アトランタ五輪では200m5位、100m13位の成績を残す。
97年中央大学に進学し、99年世界短水路選手権200mで2分20秒22の短水路世界記録をマーク。同年6月日本選手権4連覇、100mで1分8秒86をマークし自身の持つ日本記録を更新した。

本番さながらのイメージトレーニングを繰り返すことでレースに備える。
レース前に集中力を高めるための工夫。私の場合は召集所でイメージするんです。試合前は人としゃべっていると集中できないので、絶対人と話さないようにして自分の世界に入るようにしています。そのときにイメージするんですけど、周りの選手と顔をあわせたとき「ああ、速そうだな」と思って緊張してきたら、自分が最高の泳ぎをして一着になってすごく気分がいいというような姿を強くイメージしています。そうするとリラックスできます。
よく緊張しているときにイメージすると悪いイメージばかり浮かぶっていうんですけど、私の場合は試合の一ヶ月前から毎日の練習の中で欠かさずイメージトレーニングをやっているので、イメージのコントロールは上手に出来るようになりました。
このイメージトレーニングはコーチと一緒に行うんです。まず最初にリラックスした状態にして、イメージを作ります。リラックスした状態にする方法は、体の姿勢をよくして目をとじて横になり静かな曲を聞きます。
その時にゆっくりと何回か深呼吸して「自分は今、とても落ち着いている」と自己暗示をかけます。そうしていくと頭の中がすっきりとクリアになるんですね。それからまずスクリーンをイメージします。それからいきなりレースをイメージするのではなく、スクリーン上に夕日が沈んでいくイメージを描いて、イメージのウォーミングアップをします。それでいよいよレースのイメージをするわけです。そのときは、まず試合会場をイメージして、その中で自分がスタート台からコースを見ている主観的な視点で本番の流れを通りにイメージしていきます、
スタートするとき、コーチが「ヨーイ、ピー」と笛を吹いてくれて、実際にタイムも計ってくれるんです。それからイメージのなかで泳ぎ始めるんですけど、そのときストローク数を数え、ペースも考え本番通りに泳ぐんですね。
コーチが1分のときに笛を吹いてくれるんですが、このときに泳いでいる距離もゴールしてからのタイムも実際に泳いでいるときとほぼ同じです。このように本番と同じイメージを何度も行っていると、試合のときにも、それ以前にこの場所で何度も泳いだことがあるような錯覚を感じますよ。

2000年4月22日情報。田中が200m平泳ぎで日本新。
日本選手権兼シドニー五輪代表選考会、女子平泳ぎ200メートル予選で、田中雅美(中大)が2分26秒18の日本記録を出した。従来の記録は2分26秒65で、1992年バルセロナ五輪で岩崎恭子が金メダルを獲得した時にマークしたもの。田中は8年ぶりに更新し、これは世界ランキングでも4位に相当するもの。

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 「ヨシッ」とガッツポーズしているイメージ 佐々木主浩(プロ野球‐投手)

84年東北高校2年、夏から3季連続甲子園出場。85年は春夏連続ベスト8まで進んだ。
東北福祉大では1年から活躍、大学通算11勝0敗、防御率0.39。90年ドラフト1位で大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)に入団。「ハマの守護神」として98年1勝1敗46S、防御率0.64という驚異的な数字をのこし、チームを38年ぶりの日本一に導いく。
92、95〜98年最優秀救援投手賞、98年最優秀選手賞、最優秀投手賞、ベストナイン。
日本を代表するストッパーは2000年から、米大リーグ、シアトル・マリナーズへと戦いの場をかえた。

登板前はできるだけ白紙の状態にしておこうとは意識しています。登板前にあれこれ考えると、ろくなこと考えないですから。そうなると「あ、今のパターンで考えると打たれてしまいそうだな」とか不安ばかり生じてきますから。試合とは関係なくリラックスしているときいは、比較的よいことばかり考えていられるんですけど、いよいよ登板が近づいて緊張するときは本当に悪いことばかり考えてしまうもんです。
だから意識的に配球とかゲーム展開などは考えないようにして、心の外に押し出そうとしていますね。それにあの打者にはこう攻めようと考えすぎると、実際にマウンドに立ったときに自分が考えていたとおりに進まなかったら、イライラするし落ち込んでしまいますね。
ただ、自分が最後の打者を打ち取って「ヨシッ」とガッツポーズしている姿は何回か目を閉じてイメージするようにはしています。そうすると、いよいよマウンドに向かうというきに気持ちがグッと高まりますからね。
僕は練習とかでは、ほとんどイメージとかはしないですね。ただ、さっきのイメージ以外に唯一やっているのは、練習とか、ブルペンで投げているときに自分が投げている投げている軌道をイメージすることです。1球1球投げる前に、次はフォークだからこんな感じで打者のところまで行き、このあたりでこれくらいの角度で落ちるというのをイメージしたり、ストレートはこれくらい走って、このあたりに決まるというのをイメージしてからボールを投げるようにはしていますね。自分の調子がいいときは、ほぼイメージどおりのボールが投げられます。イメージと実際に投げたボールのズレが大きいほど、調子が悪いという感じです。それで今日の調子がわかるんです。
そして、イメージ通りに投げられるときは何回も繰り返して、調子がいいことに自信を深めるようにしています。逆にイメージ通りにボールが行かないときは、何回もやっているとどんどん調子の悪さが心の中で強まって自信を喪失してしまうので、早急にイメージするのをやめてしまいます。

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 いいイメージを感情も交え強く思い浮かべる 堀越正巳(ラグビー SH)

東京都出身。埼玉・熊谷工高3年時全国大会準優勝。
同年早稲田大学進学、1年時からスクラムハーフとして活躍。3年時には大学日本一に。
91年神戸製鋼に入社、V4〜V7に貢献、95・96年には主将も務めた。
91・95年のW杯に出場。87年オックスフォード戦で初キャップを獲得して以来、通算キャップ数は26。現在立正大学ラグビー部監督として活躍中。

「球のあるところに堀越あり」といわれたラグビー堀越選手の試合前の様子。もちろんどんな試合でも緊張していましたよ。試合会場が見えてくると、心臓がドキドキしてくるし、手は汗ばんでくるし、かなり緊張しますね。そんな時は大勢のお客さんがいっぱいいになっているスタンドを脳裏に浮かべて、そんな多くの歓声の中で素晴らしいプレーをしている自分の姿や、仲間をイメージするんです。そして常に勝つイメージをもっていると、だんだんその緊張が楽しみに変わってくるんですね。もちろん緊張しすぎるのは良くありませんが楽しむぐらいの余裕がある緊張だったら、緊張を感じないで試合に臨むよりいいプレーができるんじゃないですかね。
試合前はとにかく良いイメージをもつように意識しています。それも、ただのイメージではなくて感情が伴うイメージです。たとえば、イメージの中でいいパスが出せて気持ちがいいナとか、相手をタイミングよくタックルできてスッキリしたなとか。イメージ同様にそのときの感情も大切にしているんです。
そうすると実際の試合のときにもこの感情を味わいたいという欲求が高まってくるんですよ。
それと僕のイメージの特徴は、試合前日の寝る前に試合全体のイメージを作るんです。キックオフから始まって、モールやラックを含めたイメージなんです。イメージの中でスクラムハーフとしての自分を自在に動かしてみるんです。逆に試合当日春ガン度に入ってウォーミングアップをするときに自分のプレーを実際に自分の体を使ってイメージをするんですね。
実際に手を使ってボールをキャッチするイメージをして、実際に体重移動してパスだしするまでを何度も体を使って繰り返すようにしています。

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     参考文献
     「筋力アップエクササイズがわかる!」 森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター編集
     「筋力トレーニング&コンディショニング」 廣戸総一著
     「メンタル強化バイブル」 高畑好秀著
     「スポーツマンのためのメンタルタフネス」 ジム・レーヤー著



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